LGBTQという言葉が世界中で広まり、日本でも自身の性についてカミングアウトする人が増えてきました。自分の性を認識するまでの葛藤を乗り越え、勇気を出してカミングアウトしてくれるという事は、相当信頼してくれているという証拠です。自分が大事にしていることを伝える時や、相談をする時は絶対的に信用に於ける人に打ち明けますよね。
LGBTのカミングアウトの時に、このような返答をよく耳にします。
「へぇ~ Lだったんだ。良いんじゃない、でも私の事は好きにならないでね」
とっても不思議な返答です。
女性の皆さん、男性全員が恋愛対象ですか?
男性の皆さん、世の中の女性全てが自分を好きだと思いますか?
カミングアウト=あなたへの愛の告白ではありません。仮に後々告白されたとして何が問題なのでしょう。あなたも相手と向き合って自分の気持ちを伝えれば良いのです。まずは自分の事を打ち明けてくれた、相手の気持ちを大切にしたいですね。
「正直に教えてくれてありがとう。○○さん自身は今までと変わらないんだから、これからも私達の関係はずっと変わらないよ。」
「もう前から気付いてたよ!分かってて友達だったんだからね」
など『一人の人間』として受け止めてくれる言葉が、涙が出るほど嬉しかったという意見も聞きます。
通常「はじめまして 自分は男性です」と自己紹介しません。伝えたとしても偏見や関係が壊れる事への不安はありません。性の多様性が当たり前の世の中になれば、自分の性を敢えて伝える必要もないのです。LGBTQへの理解が進んではいるものの、まだ偏見や受け入れられない人がいるのも事実。カミングアウトしてくれた相手への敬意を常に心に持っておきたいものです。
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2019.10.24 05:18
2019.10.24 03:47