LGBTQ 企業側の対応

LGBTQへの理解が進み、働きやすい職場環境を整えようとしている企業が増えてきました。
以前Ribitさんの勉強会へ参加した際、外資系コンサルタント企業や大手日本企業の他、制服を作る会社や、学習支援を行う会社も参加していました。

対応が進んでいる企業は、具体的にどのような配慮をされているのでしょう。


●LGBTQが相談できる窓口がある
 差別的な事が問題になった時や、本人が身体を壊してしまった時に相談できる場所があると離職せずにすむ場合があります。

●LGBTQ研修会を行っている
 LGBTQについての知識を深める研修会を実施し、その内容や実績を社内ニュースなどで全社員に伝わるようにしています。このように社内で大きく取り上げる事によって、当事者は理解のある企業であることを知る事ができます。

●レインボーカラーを掲示する
 相談室にレインボーカラーの小物を置いたり、相談窓口ページにLGBTQの基礎知識を掲載するようにしています。アライ(支援者)がレインボーピンバッチを付け、理解者がいる事を可視化している場所もあります。

●服の指定をしない

 当事者の中には、スカートや男性用スーツを強制的に身に付けなくてはならない環境が苦痛という人もいます。ある企業ではLGBTQに限らず全員が自由な服装での勤務を許されています。LGBTQという括りを作らない事で、変に気を遣う事なく仕事に取り組む事ができます。


●面接時の配慮がある

 履歴書に写真を載せなくても良い、面接時の服装も自由、など面接時にも配慮があります。そもそも欧米では履歴書に写真を付けないのが当然。それも見た目による差別を避けるためだと聞いた事があります。
「面接だけでは本人の良さは分からない」と面接自体を無くし、インターンからスタートするダイナミックな試みをしている企業もあります。


他にもLGBTQパレードの協賛、コミュニティ活動への参加など、様々なかたちで理解を深めようとしています。


このような企業の取り組みに対しての意見は賛否両論ですが、当事者の意見も取り入れながら、お互いが気分良く過ごせる環境にしていきたいですね。


多様な文化が新しい未来を創る

バラエティ豊かな発想力を持つ人や、様々な文化を持つ人達。 そのような人達がいたからこそ、新しい時代が築かれてきました。 しかしながら他人と異なる価値観や概念を持っている人達は、生きづらさを感じて生活しているのも事実です。 このサロンは、様々な個性を持つ人も、共に心地よく過ごすにはどうすれば良いかを考えるグループです。 発達障がい・LGBTQ・在日外国人など当事者と一緒に考えて行きます。

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