最近メディアやネットで「大人の発達障がい」という言葉をよく目にするようになりました。
発達障がいとは脳の機能や構造が異なり、健常者と同じ脳の働きをしていない事を言います。人間は脳の働きによって体を動かしているわけですから、脳の構造が異なれば行動や会話が違うのは自然な事です。
なぜ今「大人の発達障がい」が話題になっているのか。
これは私自身の見解になりますが昔から発達障がいの方は存在したはずです。しかし「発達障がい」という言葉が身近なものになったのはここ最近。昔は周囲の大人にそれに関しての知識がなく、人と違う行動はしつけや教育の問題として対処し、当事者が持つ問題の本質が解決されないまま大人になった背景があると思います。「子どもの躾は親の役目」という重圧もあり自分の子が人に迷惑を掛けないよう保護者も相当なプレッシャーだったと思われます。
今は研究が進み「発達障がい」の知識はだいぶ広まってきました。それでも大人の世界で発達障がいの方が生きていくのは大変です。
「自分も発達障がいかもしれない」という方も増えていますが、発達障がいは脳機能が原因とされています。脳の研究が進んではいるものの脳の全ての秘密は解明されていません。よって脳そのものを変える事は不可能です。ここで言いたいのは、どの発達障がいかを診断されるのかが大切なのではなく、診断によって適切な対処を受け本人が困っている症状を解消する事が大切という事です。と同時に周囲の人たちが当事者の特徴を知り、協力体制を持つ事も必要でしょう。
では具体的にどんな特徴があるのか
次回は発達障がいのおおまかなグループ分けを紹介します。
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