発達障がい それぞれの特徴

今日はどのような発達障がいの特徴についてお話しします。

発達障がいは①自閉症スペクトラム ②注意欠陥多動性障害 ③学習障害と
大きく3つのカテゴリーに分けられます。

                           画像:厚生労働省HPより


①自閉症スペクトラム(ASD)

・社会的コミュニケーションに困難がある

・反復的な行動や興味、活動が現れる

・独特のこだわりが見られる

・目で見えないもへの理解が困難

・感覚に特異性があり、五感が極度に敏感、鈍感な場合がある


②注意欠陥多動性障がい(ADHD)

・不注意で気が散りやすい

・じっとしている事が苦手で落ち着きがない

・衝動性があり、待ったり自己統制ができない


③学習障害(LD)

・読字障害→字の認識が難しく正しい読書が困難

・書字表出障害→字の認識はできるが正しく書く事が困難

・算数障害→数に対する量と数字が一致できず、100という量を抽象的に考える事が難しい

・特定不能の学習障害


図を見るとそれぞれの症状が重なっている部分があります。カテゴリーは3つに分けられていますが「ASDとADHD両方の特徴を持つ」「ADHDでLDもある」という方も多くいらっしゃいます。脳は様々な部分が繋がっているので、お互いの脳機能に影響を与えるのは当然です。


これらの症状は精神障がいや我慢強さの問題ではありません。脳機能の違いによる症状なので自分でコントロールする事はとても難しいものです。この事を周りの人が知っておくだけで、当事者の気持ちは少し楽になります。


次回はそれぞれの障がいについてもう少し掘り下げてお話ししていきますね。



多様な文化が新しい未来を創る

バラエティ豊かな発想力を持つ人や、様々な文化を持つ人達。 そのような人達がいたからこそ、新しい時代が築かれてきました。 しかしながら他人と異なる価値観や概念を持っている人達は、生きづらさを感じて生活しているのも事実です。 このサロンは、様々な個性を持つ人も、共に心地よく過ごすにはどうすれば良いかを考えるグループです。 発達障がい・LGBTQ・在日外国人など当事者と一緒に考えて行きます。

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