大切な居場所 放課後デイサービス


とある放課後デイサービスに見学に行ってきました。『放課後デイサービス』という名前は聞いた事はありましたが、実際に活動の場を見学したのは初めてでした。


この施設は保育園~高校生まで、幅広い年齢の子が通っています。高校で通っていた子どもが大学生になってボランティアで来ていたりもしました。第二の家のような雰囲気。


どの年齢の子にも合うようなプログラムが用意されており、運動を通した感覚統合遊び、学習指導、小グループでのゲーム、クッキング、曜日によって造形教室など、個々に合った活動を幅広く取り入れていました。特に感覚統合遊びは、子どもの脳と身体に関しての知識が詰め込まれており、ハンモックやトランポリンを使った平衡感覚を鍛える活動が行われていました。そして、こちらの放課後デイサービスの特徴だと思いますが、運動後に活発になった心身を落ち着かせるために、アロマオイルを使用した足湯でリラックスしてから帰宅させるようにしていました。


もう一つ、こちらの施設の特徴として先生方の勤勉さが挙げられると思います。早めに出勤し、一人ひとりの子どもや週末の活動についての情報シェア。教授を招いての研修会や独自の勉強会などをこまめに開催。月1でプロの作業療法士に来ていただき子どもの行動を分析してもらうなど、専門家の力を借りて子どもの発達をサポート。そして子どもがいなくなった後、今後の活動についてのミーティングを行う。先生方がこんなに勉強熱心で、一人ひとりの子に向き合っているという事を知り、感動あふれる一日でした。


放課後デイサービスは障がいのある子どもにとっても、その親御さんにとっても心の拠り所と言えます。このような場所が多くあると、生きづらい子が減っていくのでしょうね。


次回は感覚統合遊びについてお話しします。




多様な文化が新しい未来を創る

バラエティ豊かな発想力を持つ人や、様々な文化を持つ人達。 そのような人達がいたからこそ、新しい時代が築かれてきました。 しかしながら他人と異なる価値観や概念を持っている人達は、生きづらさを感じて生活しているのも事実です。 このサロンは、様々な個性を持つ人も、共に心地よく過ごすにはどうすれば良いかを考えるグループです。 発達障がい・LGBTQ・在日外国人など当事者と一緒に考えて行きます。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • Naoko N

    2019.10.16 08:07

    いつもコメントありがとうございます!Tetsuさんは、福祉関係で働く立場や環境をよくご存知ですね!やり甲斐同じくらい大変さもありますから、その点を理解しようして下さる方がいる事がありがたいです!都内だと、放課後デイサービスが満員なくらい需要があると聞いたことがあります。発達障がいの子が増えているのもありますが、共働きが当たり前の時代に、夕方まで子どもを見てもらえる場が少なすぎるのも課題なようです。
  • Tetsu

    2019.10.16 05:02

    放課後デイサービスというものを知りませんでした。障がいのある子どもが通える学童保育のような感じなのですね。学校とはまた違う雰囲気で成長にも良いですし、費用も国や市町村が負担してくれるので親御さんには助かる制度だと思います。 保育内容は各施設に依存しているのでしょうか。自治体がしっかりサポートしないと職員の負担ばかりで結局は利用者にも不具合が生じてしまう気がします。すみません、想像だけで書いています。 感覚統合遊びについてのご紹介を楽しみにしています。