「親なきあと」に向けて今できること④

親が亡くなった後障がいを持つ我が子が豊かに生きていくため、今どのような準備をしておけるのか、「親なきあと」相談室の渡辺伸さんによる勉強会情報をシェアしています。


何回かに分けて、お金の残し方・受け取り方についてお話ししてきました。

①遺言
②信託
③障害者扶養共済制度
④個人型確定拠出年金(iDeCo)

今回は③障害者扶養共済制度 ④個人型確定拠出年金(iDeCo)についてお伝えして行きます。


③障害者扶養共済制度

・保護者が死亡、重度障害になったとき、障害者に毎月2万円の年金が生涯支給されます
・加入可能な人→障害者を扶養している満65歳未満の人、知的障害者
        身体障害手帳所持者1~3級 精神または永続的な障害のある人
・掛け金→35歳未満9300円/月 45~50歳未満17300円 60~65歳未満23300円
・加入日から20年経過、65歳到達の両条件に該当すれば払い込み終了


④個人型確定拠出年金(iDeCo)
・障害基礎年金を積み立て、将来の老後資金として活用します。毎月積み立てる事で、原則60歳から年金の受け取りができます。
・加入可能な人→国民年金の被保険者、保険料の法廷免除を受けている障害基礎年金受給者


iDeCoは名前は聞いた事はあるけれども、内容を知らなかったという方が多いのではないでしょうか。歴史の浅い制度ですが年金を受取れる年齢が上がっている昨今、このような制度をうまく利用するというのも、障がいの有無に関わらず豊かに生きていく手段の一つです。


次回は成年後見制度についてお話ししていきます。


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多様な文化が新しい未来を創る

バラエティ豊かな発想力を持つ人や、様々な文化を持つ人達。 そのような人達がいたからこそ、新しい時代が築かれてきました。 しかしながら他人と異なる価値観や概念を持っている人達は、生きづらさを感じて生活しているのも事実です。 このサロンは、様々な個性を持つ人も、共に心地よく過ごすにはどうすれば良いかを考えるグループです。 発達障がい・LGBTQ・在日外国人など当事者と一緒に考えて行きます。

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